どうもヤマです
先日、日帰りでぶらり山形旅へ行ってまいりました
目的はさくらんぼ狩りです
三十路突入にして人生初なのですが
まぁここまで経験してこなかった理由もありまして
この【さくらんぼ狩り】というワード
素人童貞のヤマには刺激的すぎるんですね
チェリーが狩られるわけですから
いくら素人でも童貞は童貞
行ったら狩られるんじゃないか?ちょんぎられるんじゃないか?
なんて不安になるわけです
なので一旦、山形屈指の観光名所である【山寺】にて心を整えてから向かうこととしました
今回はそんなヤマの山形日帰り旅行記となります
予定変更、立石寺へ
令和3年6月末日AM8:00
自宅のある新潟から山形へ向け出発
市内から山寺へは車でおよそ3時間
最寄りにはJR山寺駅もあり電車で行くことも可能です(5時間以上かかりますが…)
冒頭の通り、当初は山形県鶴岡市にあるさくらんぼ園へ直行する予定でしたが
現地に近づくにつれさくらんぼ狩りへの不安は募るばかり
予定を変更し山寺へと向かうこととなりました
山寺の正式名称は【宝珠山 立石寺】
貞観2年(860年)清和天皇の命令により慈覚大師が開いた天台宗のお寺になります
一般的には【山寺】のほうで親しまれている印象です
また読んで字のごとく
山に囲まれているお寺でして
頂上にある奥之院までは1000段余りの石段を登ります
山門で入山料300円(大人)を支払い、気を引き締めて登っていきます
なんとありがたいことに一段登るごとに煩悩が消滅するそうです
6月末と本格的な夏ではありませんが、汗ばむ陽気
汗とともに煩悩も流れ落ちていきました
がしかし
1000段余りある石段です
中腹あたりでは
引き締められた気も
流れ落ちる煩悩もなくなり
逆に煩悩を求めるかのようにエロいことばかり考えていました
考えては落とし、考えては落とし、
自分ってこんなにアブノーマルなんだなと気づくきっかけになりました
心なしかアジサイも妖艶に見えます
きれいですね…
頂上の奥之院までは山肌に沿った参道を登っていきます
周囲の木もモリモリで日差しは遮られるため
非常に登りやすくはなっていますが
石段ですのでヒール等は控えたほうが良さそうです
道中にはいくつも見どころがあります
「せみ塚」「弥陀洞」「修行の岩場」などなど
読者の皆さんには是非現地に行って体感してもらいたいので
ここでは割愛いたします
山頂に到着
観光サイト等でよく見るこの風景
赤い建物が写経を納める「納経堂」
隣の建物が「開山堂」と呼ばれ、慈覚大師の木造尊像が安置されています
写真では分かりにくいかもしれませんが
開山堂の右のところに階段があり
登った先には
絶景が広がります
この景色が見られる建物は「五大堂」と呼ばれ
五大明王を祀って天下泰平を祈る道場となります
風が通り、開放感たっぷり
電車が通るとさらに映えそうですね
この景色のおかげでさくらんぼ狩りへの不安は払拭されました
旅の目的、さくらんぼ狩り
下山し、本日のメインイベントである【さくらんぼ狩り】へと向かいます
山寺から鶴岡市につく頃には閉演している恐れがあったため
かと言ってどこにするか見当もつかないため
グーグルマップで「さくらんぼ」と検索すると
ありますねぇ、たくさんありますねぇ
ひとつひとつ調べるのも面倒なので
適当に走って左側にある良さそうなところに決めました
なので園名も場所もよく覚えておりません
写真内のどこかにお世話になっているはずです
ありがとうございました
そんなこんなでさくらんぼ狩りが始まります
ヤマが訪れたのは6月末日
なかでも 佐藤錦(サトウニシキ)という品種が食べごろとのこと
40分 1100円 一本勝負
ハウスに案内され
おばちゃんのゴングが開始の合図
ここで慌ててはいけません
急いだところで時間は余ります
まずはゆっくりと木々を観察
すでに下のほうの実はほとんどハンターに喰い尽くされています
ならば上か
脚立を駆使し、高い枝になる実を狙います
鮮やかな朱色の実を無心で頬張ります
ほど良い酸味と甘み
ハウスなので当然冷えてはいませんが、うまい
ヘタや種はそのまま地面にポイッ
食べてはポイを繰り返すうちに
かつてインドで乗った夜行列車で
乗客が果物の種を床に吐き捨てまくっていた光景を思い出しました
その時は席が取れておらず
その床で寝たことはまた別のお話…
少しフラッシュバックしながらも食べ続けていると
同じものを食べすぎたからでしょうか
舌がしびれます
水が飲みたい持ってない
用意しておけばよかった
さらに何かしらの汁で手もべたついています
さくらんぼ狩りの際は
お水とウェットティッシュをお忘れなく
ここまで書いてなんなんですが
初めてのさくらんぼ狩り最高!感動!また来たい!
というほどの感情は芽生えませんでした
なのでヤマはそんなにさくらんぼは好きじゃないみたいです
好きなくだものは青っぽいバナナ!!!
そう改めて気づかせてくれたさくらんぼ狩りでした
結局、この旅で気づいたことは
「自分はやっぱり青っぽいバナナが好きなアブノーマルな三十路なんだ」ということ
これだけでも大変価値のある旅だったことがわかります
皆さんも山形旅はいかがでしょうか
自分を見つめなおすきっかけに出会えるかもしれません
是非!
ちなみに7月は佐藤錦よりは紅秀峰(ベニシュウホウ)のほうが食べごろみたいです
甘味が強い品種みたいですね