マメチンブログ

新潟在住三十路営業マンのマメチンとヤマによる雑記ブログ                                 アニメ、マンガ、ゲーム、旅などを中心に、日々2人がオモシロイと思うことを発信していきます!

三十路が【斜視手術】をした話

どうも、ヤマです

 

突然ですが、実は去年の12月に「斜視」の手術をしてからもうすぐ1年が経とうとしています

 

特に理由はないのですが、記憶が薄れないうちに手術の様子術後経過などを記録しておこうと思い記事を書くこととしました

 

 

斜視手術を決意

斜視については以下のリンクをご覧ください

www.jasa-web.jp

ヤマはここでいう「間欠性外斜視」に該当し、普段は真っすぐモノを見ることができるのですが、寝起きや疲れた時など片目だけ外側に外れます

 

普段から無意識に外れた目を戻そうとするため疲れやすく、片目でモノを見てしまうことから遠近感がつかめません

 

また、両眼で見るとモノが2つに見えたりと様々な症状があり生活に支障をきたしていました

 

昔はそんなことはなかったのですが、眼科医によれば加齢による筋力の衰えパソコン等による目の酷使などが原因で症状が出やすくなっていると言われました

 

たしかに社会人になってから悪化したように思います

 

最初はプリズム眼鏡での矯正をすすめられましたがあまり効果はなく

あとは治すには手術しかないとのことでした

 

 

もうそれしかないなら手術します!って感じでスパッと決めたことを覚えています

 

手術まで1年以上

手術を決意したものの予約が多くヤマの手術までは1年以上待つとのこと

 

基本水曜日が手術日のようです

そりゃ毎日手術してたら先生も大変だもんね

 

とりあえず手術日が決まるまでは定期的に病院通い

車の運転はしばらくやめたほうがいいとのこと

 

 

そして1年経たないくらいで手術日が決まりました

 

手術直前の診察では手術内容の説明がありました

図を用いて左目の外側の筋肉を何ミリ切って~とか内側の筋肉は何ミリ切って~などなど

 

あまり切りすぎても内斜視になってしまうので、遠くを見たときにピッタリ真っすぐ見れるところを狙っていきます

近くは多少ずれるけど支障はなくなるので大丈夫ですよ

みたいな説明を受けました

 

「狙っていきます」って言う先生めっちゃかっこよかった

 

あとは術後の戻りの可能性などなど

ほとんど戻ることはないと言われましたが、約束はできませんとのこと

同意書にサインしながら

「まぁ戻ったらまたその時考えます、とりあえず手術しないと治らないならやります」

みたいなことを言った気がします

 

手術当日

2020年12月2日 斜視手術当日

 

前日はよく眠れました

特に緊張もなく、終わった後今見える世界から解放されることがとにかく楽しみでワクワクしていたくらいです

 

母がどうしても付き添いたいとのことで一緒に病院へ

 

採血や血圧を計ったりいくつか検査を受けました

 

看護師さんからは「ずいぶん落ち着いてますね」なんて言われたけど

もはやなるようにしかならないと思っていたので

とりあえず「先生を信じてますから」とかっこつけておきました

 

その後手術着に着替えヤマは手術室、母は待合室へ

 

あとから聞いた話ですが

母は自分を落ち着かせるために待合室でずっとヨガっていたそうです

 

あ、ヨガをしていたそうです

 

 

手術室は四角い部屋の真ん中に手術台があり先生がそばに座っています

壁際では何名かの助手?が作業をしていました

 

先生に「よろしくお願いします」と挨拶し、手術台へ

 

ベテラン看護師に声を掛けられながら心電図をセットされる

この時の看護師の溢れんばかりの母性がヤマに与えた安心感は図りしれません

 

ゆったりとした気持ちの中先生からの

「調子はどうですか?」との声かけに

「そうですね、眠いです」と返答

リラックスしすぎ

母性おそるべし

 

手術時間は概ね40分程度、局所麻酔ですとの説明

これは事前に聞いておりました

そして最初は液体系の麻酔を点眼、その後眼球にプスッと麻酔とのこと

 

手術開始

ここからは思い出せる限りをダイジェストでお届け!

 

見えている範囲が狭く、ぶっちゃけ何をされてたかは予想の部分もあります

恐らくこうだったであろうといったくらいのニュアンスになります

 

 

 

まずはヤマの顔面に左目だけ露出するシートがかけられる

 

先生「痛かったら言ってください」

ヤマ「そうならないことを願います」

 

まずは麻酔を点眼し少し待ちます

 

パシャパシャと目を洗い眼球をキレイに洗浄

 目の感覚はすでにあまりなかったかな

 

目を大きく見開くような器具を装着される

目が乾くので看護師(母性)が適宜点眼

 

切ってるのか切ってないのかよく分からず

ヤマ「もう切ってますか?」と質問

先生「まだですよ、これから眼球にプスッといきます」

ヤマ「は~い」

妙に落ち着いていました

 

 

一番恐れていたのは、メスが目に向かってくるのが見えることだったのですが

透明なモザイクシートみたいなものを眼球にかぶせられたので、モヤモヤ~っとしか見えずまったく怖くありませんでした

 

そして

先生「麻酔刺しますね~」

ヤマ「は~い」

 

 

 

グッ!グッ!!グ!!!

 

 

 

プスっじゃねぇのかよ

思った以上にグイグイきたな

 

鈍い痛みがあるような無いような

かなり押されてる感がありましたが余裕で耐えられます

 

痛みより先生とヤマの「プスっと」の感覚が違いすぎることに驚きました

 

 

 

 

麻酔はよく効いているとのこと

 

先生「それでは外側からいきますね~」

と眼球が内側に動かされ固定される

黒目にはモザイクシート、視線は内側のため切っている光景は全く分からず

 

切開して筋肉切って、縫い合わせて~って手順だったみたいだけど全く感覚なし

 

先生「痛くないですか~?」

ヤマ「何も感じないです」

先生「もう少しで終わりますよ」

ヤマ「は~い」

 

続いて眼球を外側へ動かされ固定される

「今度は内側行きますね~」

「は~い」

 

 

 

手術は順調に終わりへ向かっていた

 

 

がしかし!

 

ここで先生が助手にキレる

 

「糸がうんたらかんたら~」

「これじゃないでしょ」

「ちゃんと教えておいてよ」

 

恐らく研修医の方が何かしら間違えていたらしく、先生から静かなる叱責を受けている模様

 

患者からしたら不安になるところですがこの時のヤマは寛大でした

モザイクシートで見えない研修医に

心の中で「頑張れ!まだ研修医だ、これから成長して立派になれ!」とエールを送っていました

 

その後は特に何もなく、最後に眼球にベッタベタ薬を塗られ眼帯を貼られ手術終了

 

ちょうど40分くらいの手術時間でした

 

先生「手術終了です、お疲れさまでした」

ヤマ「こちらこそありがとうございました」

先生「すぐに痛み止めを飲んでくださいね、また明日病院に来てください」

ヤマ「分かりました、ありがとうございました」

 

と述べ、母性に支えられながら手術室を後にしました

 

 

手術中にしゃべりすぎだろと思う方もおられるかと思います

ダイジェストなので実際はこれ以上喋っています

手術と言ってもそんなに怖いものではありませんでしたよ

 

手術当日(術後)

術後は母の運転で帰宅

 

帰宅と同時に痛み止めを服用

このタイミングが悪かったです

 

手術後に先生は「すぐに痛み止めを飲んでくださいね」とおっしゃっていましたが

ほんとにすぐに飲んだほうがいいです

手術後はすぐに痛み止め服用!

これから斜視手術をする方はお忘れなきよう

 

縫うときは溶ける糸を使うようですが

目はかなりチクチク、ゴロゴロしていて異物感がすごく

目が動くたびにヤスリをかけられているような感覚や、直接眼球を刺されているような痛みに涙が止まりません

 

帰宅時点でこの状態(個人差はあると思います)

これから痛み止めじゃ遅いんです!

 

何度も言いますが手術後は痛み止め第一で行動してください

 

 

そしてここから地獄が始まります…

 

痛みはだんだんと強さを増し

横になろうが何をしようがヤマを襲います

やがて枕は血の涙で濡れていきます(実際は眼帯をしているので濡れません)

 

夜にはどうしようもなくなり病院に電話しましたが

追い痛み止めを提案されるのみでした

まあ電話されたってできることないから仕方ないよね

 

 

やがてヤマは疲れ果てて眠り

気づけば朝を迎えていました

 

手術翌日

昨日ほどの痛みはありません

異物感はバッチリありますが昨日に比べればなんてことありません

 

朝ご飯を食べ痛み止めを飲み病院へ

 

眼帯を外したときはいまだかつて見たこともない量の目ヤニに度肝を抜かれました

また眼帯がピンクに染まっていたのも鳥肌モノ

 

先生「昨日は相当痛かったみたいですね」

ヤマ「経験したことのない痛みでした」

先生「痛みがひどくなることはありませんが、痛い時は痛み止めを飲んでくださいね」

ヤマ「わかりました」

 

そして2種類の目薬を処方され無くなるまで点眼してくださいとのこと

今後1年は定期的に通院して経過観察とのことでした

 

手術後から現在(術後10ヶ月)

手術の翌日は白目全体が真っ赤に染まっていました

写真はさすがにグロテスクなので載せませんが

片目だけ真っ赤という状況に厨二心が疼きます

 

今ではほとんど普通の状態に戻っており、多少外れることはありますが手術前ほど疲れることはなくなりました

遠近感がとれないということもなくなり

両眼で見てもモノが二重に見えることはなくなりました

生活がしやすくなったことは間違いありません

 

というか両眼で見てるという感覚はないのですが、周囲からは外れてるという指摘は1度もありません

 

唯一気になるのは

左目を手術したのですが、左側を見るときに一瞬モノが見えにくいというか二重に見えるというか…

あとは細かいですがお酒を飲むと充血しやすくなりましたね

こんな感じで後遺症的なところもありますがさほど気にしていません

手術前より本当に楽になった!

 

 

目の手術って正直怖いですけどやらなきゃ治らないならやるしかない

自分で決めたことだしどんな結果でも後悔はしないと思っていました

結果、多少の後遺症みたいなこともあるけど今のほうが全然良い!

 

確実に言えるのは手術して良かったということ!

 

 

次は12月に定期検診に行ってひとまず完治といったところでしょうか?

 

また何かあれば更新しようと思います

 

 

 

この記事がこれから斜視手術をする方々への一助となれば幸いです